2008年03月31日
医療・介護用寝具に参入
ウレタン製品メーカーのソフトプレン工業(浜松市、前嶋文明社長)は静岡大学や浜松医科大学などと共同で床ずれしにくいマットレスを開発する。静大などの技術とソフトプレンのウレタン技術を組み合わせ、寝たときの重みのかかり方がきれいに分散する寝具を開発し、床ずれを防ぐ。高齢化社会で高機能の医療・介護寝具の需要が伸びているとみて、同分野への参入を決めた。
静岡大学工学部の森田信義名誉教授と介護用品の開発を手掛けるウォーキングDAY(横浜市)が持つウォーターマットレスの技術を活用する。ウォーターマットレスはウォーターベットのように水を充てんしたマットで、中に数ヵ所の仕切りがあり、上から圧力をかけるとゆっくり水が移動する。ウォーターベットと同様に寝たときの圧力を分散させて床ずれを防ぐ。
ウォーターマットにソフトプレン工業のウレタンを組み合わせて、より圧力が分散して床ずれしにくい寝具を開発する。固さなどが異なるウレタンから最適な素材を選定中。実験では一般のベットよりも一ヵ所にかかる圧力の最大値が39%に減少。ウォーターマットレス単体よりも2割近く、圧力を分散させた。
浜松医科大学は試作品を使い、医療現場で試験を進める。医療用のベットだけでなく、小型化して車いすのクッションなどにも応用する。また、一般用の寝具として使用しても寝返りの回数が減り、眠りが深くなる利点があるという。
大手寝具メーカーなどにまずOEM(相手先ブランドによる生産)供給して、医療・介護の分野を中心に2008年度中に売り出す。09年度にはソフトプレン工業が通販サイトを通じて自社ブランドでも売り出す計画。5年後には5億円の売り上げを目指す。

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