音について
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音について

音とは?

種類 概要
空気伝搬音 空気を媒体とし、隔壁のすき間、割れ目、あるいは換気ダクトなどを経て伝搬する音及び隔壁を振動させ、その振動によって再び他方に向かって放射される音。このような伝搬の仕方をする音の総称。
固定伝搬音 歩行、器物の移動、落下あるいは床上の機械によって構造体の受ける直接の衝撃・振動がそのまま構造体中を振動の形で伝搬し部屋の壁・床を振動させ再び音を放射するような伝搬の仕方をする音の総称。

音の大きさとは?

用語〔単位〕 概要
音圧レベル〔dB〕 音圧の絶対値をデシベル尺度で表示
騒音レベル〔dB(A)〕 音の大きさを指示騒音計のA特性で測定して得られるdB数(従来はホンを使用)

dB(デシベル)とは?

騒音値・遮音性能はdBという単位を用いて表示されます。数値が高いほど騒音が大きく、又は、遮音性が高いことになります。

dBを使用する2つの理由

  1. 騒音値をリニアスケールで表した場合の不便さ。
    例えば、人間の聞き取ることの出来る最小の騒音レベルを1とすると最大の騒音レベルはなんと500万という大きい値となり、これをリアルスケールの表示する場合、非常に表現しにくいものになります。
  2. 人間の耳には騒音に対して対数的に反応します。
    人間の可聴音圧範囲を0~約130dBの範囲で表現でき、しかも、人間の感覚に近い数値表現を可能にしています。

音の大きさの一覧表

音の大きさ一覧表

騒音の合成

音圧レベルはdB表示であるので、L1(dB)とL2(dB)の騒音を別々に出しても(L1+L2)dBの騒音がでるわけではありません。
(例)
L1 = 90(dB) 、L2 = 90(dB)の場合
L1 – L2 = 90 – 90 = 0となり、下記の表からα = 3であるため、90 + 3 = 93(dB)となり、音圧レベル90(dB)の機械を2台同時に動かした時は90+90=180dBにはなりません。
騒音の合成 早見表

周波数分析

騒音は周波数によって聴覚に対する作用や伝達性状などが異なる為、周波数分析は騒音の測定法として最も重要である。周波数選別としてはバンドフィルターが主流であり、通過帯域は1オクターブあるいは1/3オクターブで必要とされる周波数範囲に対応するものが組になっている。オーバーオール(オールパス)とはハンドフィルターなしの全周波数成分の強さを表す。

1/3オクターブバンド周波数

騒音は音叉のような定まった周波数の純音ではなく、色々な周波数の合成された合成音です。この合成された音がどのような周波数成分から成り立っているかを調べたのが図の1/3オクターブバンド周波数分析です。このオクターブという意味は、ある周波数を基準として、その2倍の周波数までの間隔を1オクターブと呼んでいます。そして、人間の耳は周波数が多少異なってもその違いを聞き分けることが出来るわけではなく、この1オクターブという間隔の1/3ぐらい周波数が異なって始めてその違いを聞きとれる程度です。
1/3オクターブバンド周波数分析とは、この1オクターブの1/3間隔ごとの音圧レベルを一つの平均値として測定し、それをグラフ化したもので、人間の聴覚に合わせた騒音分析データということが出来ます。
1/3オクターブバンド周波数分析

暗騒音

ある場所において特定の音を対象として考える場合に、対象の音がない時のその場所における騒音を対象の音に対して暗騒音という。
対象の音がある時と、ない時の騒音計の指示の差が10dB(A)以上ある時は、対象の音は暗騒音には影響されない事を示すもので、始めの指示が対象の音の騒音レベルを示すものとしてよい。
指示の差が10dB(A)未満の時は下表の様に補正して大体の騒音レベルを推定する事が出来る。
暗騒音の補正値

Aレンジ(A特性)

人間の耳は、一般に20Hz~20KHzまでしか聴きとる事が出来ないと言われ、しかも低い周波数や、非常に高い周波数はあまりうるさく感じないという特性があります。このことは、音圧を周波数に関係なく測定しただけでは、人間のうるささの感覚とは多少ずれたものとなります。
そこで、音圧レベルを測定する場合、うるささの度合が人間の聴覚に近づくように周波数によって、音圧レベルの修正を行ったものがAレンジと言われています。実際にAレンジで測定した場合と、音圧レベルの測定値そのもの(Cレンジ)を比較すると下図のようになります。
又、この図から人間がもっともうるさく感じる周波数は1KHz~5KHzである事がわかります。
聴感補正回路の周波数レスポンス

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